変形性膝関節症・膝の痛み|変形する前の今から、膝を守る
膝の痛みは、変形してから考えるのではなく、変形する前の段階から負担を見直すことが大切です。
整形外科で『まだ変形性膝関節症ではありません』『変形は軽度です』と言われた方にも、今のうちに読んでいただきたいページです。
すでに変形が進んでいる方も、何をしても無駄ということではありません。
元の形に戻すことだけを目標にせず、今歩けていること、買い物へ行けていること、自分の足で生活できていることを、少しでも長く守るという考え方があります。
このページでお伝えしたいこと 変形する前から膝を守る。変形が進んでいても、今できている生活を守る。 |
こんなお悩みはありませんか?
- 膝のお皿の下を押すと痛い
- 左右で比べると、痛い側が少し腫れている
- 痛い側だけ触ると熱っぽい
- 階段で痛む。特に下りがつらい
- 椅子から立ち上がる時や歩き始めに痛い
- 歩いた後に膝が重く、曲げ伸ばしに違和感がある
- 正座やしゃがみ込みがしづらい
- 最近、歩ける距離が短くなった
- 歩幅が狭くなり、膝をかばって歩いている
- 膝に水がたまり、水を抜いても繰り返す
押して痛む場所、腫れ、熱感、動作時の痛み、歩き方の変化は、今の膝を知る手がかりになります。ただし、症状だけで変形性膝関節症と決めることはできません。
強い腫れや熱感、繰り返す水腫がある時は、まず整形外科で膝の中を確認することが大切です。
整形外科で『変形性膝関節症ではない』と言われた方へ
レントゲンなどで大きな変形が見つからなくても、痛みが続く方はいます。
画像上の変形だけでは、日常生活で膝へどのような負担がかかっているかまでは分からないことがあります。
膝のお皿と太ももの骨が接する部分、膝のお皿の下にある脂肪体の周辺、膝前面の腱や軟部組織などに、繰り返し刺激が加わって痛みを感じるケースもあります。
また、立ち方や歩き方によって片側へ荷重が偏っている場合もあります。
変形がない=何もしなくてよい、ではありません 痛み・腫れ・熱感・歩き方の変化があるなら、今の段階で膝への負担を確認することが大切です。 |
変形してから慌てて対処するのではなく、変形が目立たない段階から身体の使い方や生活習慣を見直すことが、痛みや機能低下の悪化予防につながります。
症状が続く、強くなる、腫れや熱感が出る場合は、整形外科で再度相談してください。
変形する前に、膝への負担を見直すことが大切です
膝は毎日の立ち上がり、歩行、階段、仕事や家事で繰り返し使う関節です。
少しの偏りでも、同じ動作が何百回、何千回と重なることで、片側の膝へ負担が集中しやすくなります。
早い段階から確認したいのは、膝だけではありません。
- 体重と最近の増減
- 一日の歩行量と運動量
- 太もも・お尻・股関節周囲の筋力
- 歩き方と左右の歩幅
- 股関節の動きの左右差
- 足首の動きとつま先の向き
- 階段、立ち仕事、正座、しゃがみ込みなどの生活習慣
- 普段履いている靴と靴底の減り方
これらを見直したからといって、変形を必ず防げると断定することはできません。
しかし、膝への負担や炎症を繰り返している状態を放置せず、今できる対策を始めることは、悪化予防と生活機能の維持につながる大切な一歩です。
なぜ階段で膝が痛くなりやすいのか
階段では、身体を持ち上げたり、下りる勢いを受け止めたりするため、平地歩行より膝へ大きな力がかかります。特に下りでは、膝を曲げた状態で身体を支える必要があります。
膝関節内で測定された力の一例 平地歩行:約2.6倍 / 階段上り:約3.2倍 / 階段下り:約3.5倍 |
体重60kgの方なら、階段下りの平均ピークは単純換算で約210kg相当です。
数値は体格、動作、測定方法などで変わりますが、日常生活の階段だけでも膝が大きな力を受けることが分かります。
だからこそ、痛い膝だけに注目せず、体重管理、筋力、股関節、足首、歩き方、階段での身体の使い方まで一緒に見直すことが大切です。
※上記は人工膝関節置換術後の5名を対象に、関節内の力を実測した研究の平均ピーク値です。すべての方に同じ数値が当てはまるものではありません。
当院では、膝だけを見ません
『膝が痛いから、膝だけを施術する』では、片側へ負担が集中している背景を見落とすことがあります。
沼袋ゆうしん整体接骨院では、痛む場所、腫れ、熱感、曲げ伸ばしを確認したうえで、次の点も見ます。
- 股関節の動きの左右差
- 骨盤周囲の動きと左右差
- 足首の動き
- つま先の向きと足の接地
- 立った時の体重のかかり方
- 左右の歩幅と歩行速度
- 体幹の傾きと腕振り
- 普段履いている靴の靴底の減り方
全部大事です!!
確認したいのは『なぜ片側へ負担が集まるのか』 一つの所見だけで原因を決めず、膝・股関節・足首・体幹・歩行を合わせて考えます。 |
股関節の左右差を見る理由
片方の股関節だけ動きにくい、脚の振り出しが左右で違う、片側へ体重が乗りやすい、左右の歩幅が違う。このような偏りは、片側の膝へ負担が集中する背景の一つになっている可能性があります。
必要に応じて股関節、骨盤、足首の動きを調整し、膝だけで受け止めている負担を全身へ分散できるように考えます。股関節を整えれば必ず膝が良くなる、という単純な考え方ではありません。
股関節の左右差は最重要指標です!
歩き方・歩幅・腕振りを確認する理由
膝が痛い方は、無意識に歩く速度を落としたり、痛い側の歩幅を狭くしたり、体幹を反対側へ傾けたりすることがあります。かばう歩き方が長く続くと、別の場所へ負担が移ることもあります。
歩行は脚だけで行う動作ではありません。
股関節、骨盤、体幹、腕振りまで全身が連動しています。
そのため腕振りの左右差も、歩行全体の左右差を見る手がかりとして確認します。
『腕振りが悪いから膝が痛い』と決めつけることはありません。
これが当てはまる方は、脊柱管狭窄症の方も多いです!
靴底を見る理由
片側だけ踵の外側が大きく減っている、左右で減り方が違う、片側だけ前足部の摩耗が強い。
靴底には、普段どのように足を着き、体重をかけているかの傾向が表れることがあります。
靴底だけで原因は決められません。股関節、足首、歩幅、つま先の向き、実際の歩行と合わせて、膝への負担の偏りを考える一つの手がかりにします。
普段よく履く靴をお持ちいただくと確認しやすくなります。
つま先・下腿の向きも確認します
立った時や歩く時のつま先の向き、脚のねじれ、足の接地は、膝へ力が伝わる方向を考える材料になります。
見た目だけで『正しい向き』へ無理に直すのではなく、痛みが出る動作や股関節・足首の動きと合わせて確認します。
筋力低下だけでは終わらせません
変形性膝関節症では太ももの前にある大腿四頭筋がよく注目されますが、膝を支えるのは一つの筋肉だけではありません。
- 大腿四頭筋(前もも)
- ハムストリングス(後ろもも)
- 中臀筋を含む股関節周囲筋(お尻周り)
- 足関節周囲筋(主にふくらはぎ)
これらの筋力に加えて、立ち上がりや歩行で実際に使えているかを確認します。
『膝が痛いから、とにかく太ももを鍛える』ではなく、痛みや腫れの状態と身体の使い方に合わせて運動内容を選びます。
膝に水がたまるのはなぜ?
膝の水の正体は、関節液です。
関節液は普段から膝の中にあり、関節を滑らかに動かしたり、関節軟骨へ栄養を届けたりする役割があります。
膝の中で炎症が起こると、その刺激に反応して関節液が増え、膝が張る、曲げにくい、重だるいと感じることがあります。
膝の水は『悪い水』ではありません 膝の中の炎症や刺激に反応して、関節液が増えている状態です。 |
水を抜いても繰り返す方へ
水を抜くことで張り感が一時的に軽くなることはあります。
ただし、膝の中の炎症や負担が続いていれば、再び関節液が増えることがあります。
水を抜いたこと自体で癖になる、という単純なものではありません。
処置が必要かどうかは医師が判断します。
何度も水がたまる、短期間で再び腫れる、熱感が続く場合は、変形性膝関節症の進行を含め、別の病気や損傷がないかを整形外科で確認してください。
『水を抜いたから大丈夫』で終わらせず、なぜ炎症が繰り返されているのか?を確認することが大切です。
軽度の水腫がある場合の考え方
医療機関で大きな問題がないことを確認し、強い熱感、著しい腫れ、強い安静時痛がない場合は、状態に応じて膝周囲へのやさしい手技や、無理のない範囲での可動域調整を行い、張り感や重だるさの軽減を図ることがあります。
手技で水を直接『散らす』ことを目的にするものではありません。
強い水腫、熱感、急な腫れがある場合は、施術より医療機関での確認を優先します。
こんな状態なら、早めに状態を確認してください
- 膝に何度も水がたまる
- 水を抜いても短期間で再びたまる
- 痛い側だけ腫れや熱感がある
- 膝のお皿の下を押すと痛い状態が続く
- 階段の痛みが以前より強くなってきた
- 歩ける距離が短くなった
- 歩幅が狭くなり、膝をかばって歩いている
- 膝が伸びきらない、曲げにくくなっている
- 立ち上がりや歩き始めの痛みが増えている
- 『まだ変形性ではない』と言われたが症状が続いている
特に、繰り返す水腫、熱感、腫れ、歩行の変化がある場合は、自己判断で我慢せず早めに整形外科へご相談ください。
そのうえで膝への負担や歩き方を見直したい場合は、当院でも状態を確認します。
ご家族の方へ|歩き方や生活の変化はありませんか?
- 最近、歩くのが遅くなった
- 歩く距離が短くなり、外出が減った
- 階段を避けるようになった
- 立ち上がる時につらそうにしている
- 膝をかばって歩いている
- 『大丈夫』と言いながら我慢している
- 膝の水を何度も抜いている
- 痛そうなのに家事や仕事を無理して続けている
本人が『大丈夫』と言っていても、ご家族から見て歩き方や生活に変化が出ている場合は、身体が無理をしているサインかもしれません。
まだ歩けている段階で確認を できることが減ってからではなく、まだ歩けている、まだ自分で生活できている段階で状態を確認することが大切です。 |
無理に来院を勧めるのではなく、まずは症状、腫れ、熱感、歩ける距離の変化を一緒に確認し、必要であれば整形外科への相談につなげてください。
人工関節の話が出ている方へ
人工関節の話が出たからといって、生活まで諦める必要はありません。
一方で、人工関節が必要な状態もあり、手術を一律に否定することもできません
。主治医から説明を受け、痛みや生活への影響、手術の利点と注意点を相談することが大切です。
そのうえで、今の状態でまだできることが残っているかを確認します。
- 痛みの強さと出る場面
- 歩ける距離
- 膝の曲げ伸ばし
- 太もも・お尻・股関節周囲の筋力
- 股関節と足首の動き
- 歩幅、歩行速度、体重の乗せ方
- 体重と一日の活動量
- 買い物、階段、仕事、家事など生活上の困りごと
当院は手術の必要性を判断したり、人工関節を避けられると約束したりする場所ではありません。整形外科での治療方針を大切にしながら、施術や運動を行ってよい状態かを確認し、今ある機能を守る方法を一緒に考えます。
変形が進んでいても、できることはあります
ある程度まで関節の変形が進んでいる場合、変形した関節を元の形へ戻すことは難しく、摩耗した関節軟骨が自然に元通りになることも期待しにくいと考えられています。
しかし、だから何をしても無駄ということではありません。
大切なのは、今できていることを少しでも長く維持することです。
- 今、自分の足で歩けている
- 今、自分で買い物へ行けている
- 今、階段を使えている
- 今、自分で立ち上がり、生活できている
膝への負担を減らし、動かせる範囲を保ち、必要な筋力を使えるようにすることは、日常生活を守るための現実的な目標になります。
生活を守る行動を、今から。
歩けるうちに、歩ける身体を守る 元通りにすることだけが目標ではありません。 |
歩くこと。買い物へ行くこと。階段を使うこと。自分の足で生活すること。
膝への負担、筋力、歩き方、股関節や足首の動き、体重、生活習慣を見直し、今できていることを少しでも長く続けられるように考えていきます。
当院で行う施術
施術前に、痛み、腫れ、熱感、曲げ伸ばし、立ち上がり、歩行を確認します。
医療機関での確認を優先すべき状態では、無理に施術をおすすめしません。
施術が適した状態では、次の内容から必要なものを組み合わせます。
- 膝周囲と大腿部への手技
- 無理のない範囲での膝の可動域調整
- 股関節・骨盤・足首への調整
- 状態に合わせたストレッチと軽運動
- 必要に応じたEMSによる筋力サポート
- 歩き方、歩幅、階段動作の確認とアドバイス
- 体重、活動量、仕事・家事、靴など生活習慣の見直し
機械だけで終わらせません 実際に身体へ触れ、動きと歩行を確認し、その方に必要な部分と刺激量を調整します。 |
EMSは必要な方に選ぶ方法の一つです。
EMSだけで膝の状態が変わる、筋力があればすべて解決する、という考え方ではありません。
実際の立ち上がりや歩行で身体を使えるようにすることとセットで考えます。
生活習慣まで含めて考えます
施術を受ける時間より、普段の生活時間の方が長くなります。そのため、次の点も一緒に確認します。
- 体重と食生活
- 一日の歩行量と休憩の取り方
- 階段を使う回数
- 運動習慣と最近の活動量の変化
- 長時間の立ち仕事
- しゃがみ込みや正座の頻度
- 普段履く靴と靴底の摩耗
- 痛みをかばう歩き方
変形が目立たない段階で生活習慣を見直すことも、膝を守るための重要な対策です。
すべてを一度に変えるのではなく、今の生活で続けられることから始めます。
このような場合は、医療機関を優先してください
- 急に起こった強い痛み
- 短時間で大きく腫れた
- 強い熱感や赤みがある
- 発熱を伴う
- 転倒、衝突、ひねりなど外傷後に痛む
- 体重をかけられず、歩くことが難しい
- 膝が引っかかり、ロックして動かない
- 安静にしていても強く痛む、夜間痛が強い
- 日ごとに症状が急激に悪化している
まず整形外科へご相談ください 判断に迷う場合も、接骨院だけで自己判断せず医療機関での確認を優先してください。 |
よくあるご質問
Q. 『まだ変形性膝関節症ではない』と言われました。
相談できますか?
はい。痛みや腫れ、熱感、歩き方の変化を確認し、医療機関での再確認が必要な状態か、膝への負担や身体の使い方を見直せる状態かを考えます。診断は医療機関で行います。
Q. 痛みがあっても歩いた方がいいですか?
痛みの強さ、腫れ、熱感、歩いた後の反応によって異なります。
強い腫れや熱感、安静時痛がある時に無理に歩くことはおすすめしません。
一方で、必要以上に動かない状態が続くと筋力や活動量が落ちることもあります。
今の状態に合わせて量と方法を調整します。
Q. 水を抜くと癖になりますか?
水を抜いたこと自体で癖になる、という単純なものではありません。
膝の中の炎症や刺激が続いていると、再び関節液が増えることがあります。
繰り返す場合は、整形外科で原因と治療方針を確認してください。
Q. 人工関節を勧められています。
施術を受けてもいいですか?
まず主治医の説明を受け、手術の必要性や運動・施術の可否を確認してください。
当院では手術を否定せず、医療方針と両立できる範囲で筋力、可動域、歩行、生活上の困りごとを確認します。人工関節を避けられると約束するものではありません。
Q. 整形外科へ通いながら相談できますか?
はい。検査結果や医師から受けた説明があればお聞かせください。
医療機関での治療を続けながら、膝へ負担が集まりにくい身体の使い方や生活習慣を見直します。
変形する前の方へ。変形が進んでいる方へ。
変形する前の方へ 変形していない今こそ、膝を守るタイミングです!というかラストチャンスです! |
変形が進んでいる方へ 元通りにすることだけが目標ではありません。今できている生活を守ることも、大切な目標です。 |
膝の痛みが続く、階段がつらい、歩ける距離が短くなった、水がたまりやすい。そんな変化がある時は、我慢を続ける前に現在の状態を確認しましょう。
沼袋ゆうしん整体接骨院では、膝だけを揉むのではなく、股関節、足首、歩幅、歩き方、靴、生活習慣まで確認します。
医療機関を優先した方がよい場合は、無理に施術をおすすめしません。
生活を守る行動を、今から。
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完全予約制|沼袋ゆうしん整体接骨院 院長 島田






















