球児・ゴルファー必見!あなたはどっちのスイング?大谷翔平タイプ?中村剛也タイプ?
「もっと下半身を使え」
「腰を回せ」
「腕の力を抜け」
「この選手のフォームを真似してみよう」
こんなアドバイスを聞くことがあります。
でも、同じことを意識しても、
すごく動きやすくなる人もいれば、逆にぎこちなくなる人もいます。
そんな身体の使い方の違いを考えるうえで面白いのが、**「うで体・あし体」**という考え方です。
野球だけでなく、ゴルフやさまざまなスポーツにも応用できる考え方なので、今回はできるだけ分かりやすく紹介します。
そもそも「うで体・あし体」とは?
鴻江理論では、身体の使い方を大きく
「うで体」
「あし体」
の2つに分けて考えます。
日本人では、約7割がうで体、約3割があし体と紹介されています。
大きな違いは、
身体をどこから動かし始めると、自然に全身が連動するのか
という部分です。
うで体は、腕や上半身をきっかけにすると動きやすい。
あし体は、足や股関節をきっかけにすると動きやすい。
という考え方です。
簡単に覚えるなら、
うで体
猫背寄り
前重心の方がラク
腕・肩・上半身から動きやすい
あし体
反り腰寄り
後ろ重心の方がラク
足・股関節・下半身から動きやすい
とイメージすると分かりやすいです。
うで体|中村剛也選手タイプ
うで体の特徴を一言で表すなら、
「腕をきっかけにすると全身が動きやすいタイプ」
です。
キーワードは、
腕・上半身・引く・前
です。
猫背気味で、少し前重心になった方が力を出しやすく、身体を大きく反らせるよりも、上半身の力を抜いた状態の方が動きやすくなります。
野球ではどんなフォームになりやすい?
バッティングでは、
腕を動かしながらタイミングを取る
グリップ位置は低め
猫背気味の構え
グリップ側からバットを出す
力いっぱい振りすぎない
腰を大きく回しすぎない
コンパクトに回る
といった動きが合いやすいタイプです。
中村剛也選手のように、一見するとそれほど力いっぱい振っていないように見えても、しっかりボールを飛ばせる。
こうした**「脱力しながら、自分のポイントでバットを走らせる」**動きは、うで体のイメージとして分かりやすいと思います。
また、うで体ではグリップ側からバットを出していく動きや、左右の体重移動を使う特徴も紹介されています。
近藤健介選手のような、手元の感覚や細かいコントロールを活かす打ち方も、うで体のイメージとして分かりやすいでしょう。
引っ張る方向にも力を出しやすいタイプと考えると、さらにイメージしやすいかもしれません。
ピッチャーでは?
うで体のピッチャーでは、隅田知一郎投手が例として紹介されています。
ピッチングでは、
「押す」よりも「引いて投げる」
イメージです。
鴻江理論でも、
あし体は押して投げる
うで体は引いて投げる
という違いが説明されています。
うで体では、
手側で感覚を取りやすい
腕に余計な力を入れない
左右の重心移動を使いやすい
投げる腕を無理に操作しすぎない
というイメージになります。
服装でも、身体を締めつけるより、少しゆったりしたユニフォームの方がラクと感じる人もいるようです。
あし体|大谷翔平選手タイプ
あし体を一言で表すなら、
「足・股関節をきっかけにすると全身が動きやすいタイプ」
です。
キーワードは、
足・股関節・押す・後ろ
です。
反り腰気味で、骨盤を立て、少し後ろ側に重心を置く方が自然。
背筋を使いやすく、足や股関節から始まった動きを上半身へ伝えるのが得意なタイプです。
野球ではどんなフォームになりやすい?
バッティングでは、
足でタイミングを取る
一度後ろ側に乗る
股関節を使う
背筋を使う
腰をしっかり回す
身体を反らしながら打つ
アッパーや縦振りを使いやすい
といった特徴が出やすくなります。
大谷翔平選手、鈴木誠也選手、坂本勇人選手のように、
後ろに身体を残しながら下半身から力を伝えるフォーム
は、あし体のイメージとして分かりやすいです。
また、あし体では逆方向へ押していく感覚とも相性がよく、資料でも逆方向へ飛ばしやすいという説明がされています。
「引っ張ろうとするとスイングが崩れるけれど、逆方向へ打つイメージだとまとまる」
という選手も、このタイプを考えるヒントになります。
ピッチャーでは?
あし体のイメージとしては、
今井達也投手
千賀滉大投手
今永昇太投手
大谷翔平選手
などが挙げられます。
こちらは、
足・股関節から力を作り、押して投げる
タイプです。
膝や足元で重心を感じる
前後方向の重心移動を使いやすい
股関節から身体を動かす
下半身から力を上半身へ伝える
といった特徴があります。
右投げなら、一度三塁方向を見るような身体の使い方がしっくりくる選手もいます。
服装では、逆に少しフィットしたものやコンプレッション系の方が身体がまとまりやすいと感じる人もいます。
大谷翔平選手のフォームを真似すればいいわけではない
ここが今回、一番伝えたいところです。
大谷翔平選手のフォームが素晴らしいからといって、
全員が大谷選手のように振ればいいわけではありません。
同じように、中村剛也選手のフォームをそのまま真似すればいいわけでもありません。
身体のタイプが違えば、
タイミングの取り方
重心位置
腰の回し方
腕の使い方
力を抜く方法
まで変わってきます。
つまり、
「上手い選手のフォーム」=「自分に合うフォーム」ではない
ということです。
ゴルファーにもかなり面白い考え方です
この話は、ゴルフにもかなり当てはめやすいです。
ゴルフでは、
「腕を使いすぎない」
「下半身から切り返す」
「腰をもっと回す」
といったアドバイスをよく聞きます。
でも、うで体の人にとっては、
腕をきっかけにした方が全身が自然に動く
可能性があります。
逆に、あし体の人なら、
足や股関節をきっかけにした方がスムーズにスイングできる
可能性があります。
うで体寄りのゴルファー
前重心がラク
腕から始動しやすい
コンパクトに振りやすい
上半身でリズムを作りやすい
あし体寄りのゴルファー
後ろ重心がラク
足・股関節から始動しやすい
地面を押す感覚を使いやすい
下半身主導で回りやすい
YouTubeなどでスイング理論を見て、
「言っていることは分かるけど、自分にはどうもしっくりこない」
という経験がある人は、フォームではなく動き出しの起点そのものが合っているかを見直してみても面白いと思います。
自分はどっち?簡単セルフチェック
「じゃあ自分はどっちなの?」
と思いますよね。
簡単に試せるセルフチェックがあります。
① 椅子から立つ・座る
自然に椅子から立ってみます。
うで体寄り
前に身体を倒したくなる
手を使うと立ちやすい
座る時も身体を丸めやすい
あし体寄り
あまり前に倒れなくても立ちやすい
手なしでも立ちやすい
身体を起こしたまま座りやすい
ポイントは、頭をどこへ持っていくと自然に立てるかです。
② つま先立ち+目線
つま先立ちをして、
下 → 正面 → 上
と目線を変えてみます。
うで体寄り
下を向いた方が安定しやすい
あし体寄り
上を向いた方が安定しやすい
目線を変えた時に、どこが一番ラクで安定するかを見ます。
③ 少し重い物を持つ
少し重さのある箱や荷物を持ち上げてみます。
うで体寄り
腕・上半身から動きやすい
手で重さを感じやすい
あし体寄り
身体を荷物に近づけやすい
膝や股関節から持ち上げやすい
重い物を持つ動きでも、どこから力を入れやすいかに違いが出ると紹介されています。
まとめ|大切なのは「正しいフォーム」より「自分に合うフォーム」
スポーツでは、どうしても
「正しいフォームはこれ」
という話になりがちです。
でも、人によって身体の使いやすい方向が違うなら、
同じフォームを全員へ当てはめる必要はありません。
うで体なら、
腕・上半身をきっかけにする。
あし体なら、
足・股関節をきっかけにする。
その方が自然に力を出せる人がいます。
大切なのは、
大谷翔平選手になることでも、
中村剛也選手になることでもありません。
自分の身体で、
どんな動きなら自然に力を出せるのか。
そこを知ることです。
野球でもゴルフでも、フォームがなかなか安定しない時は、
「もっと練習しなければ」
だけではなく、
自分に合った身体の使い方なのか?
という視点も持ってみてください。
意外なところに、フォーム改善のヒントが隠れているかもしれません😊




















